エッセー哲学的 / 佐々木 寛


哲学に関わる、試論および小論、さらには、色々な時事問題や、身近な問題などについても、自由に書いてみたいと思っています。なお、コメントは、リンクにある掲示板へ、どうぞ。ただし、悪戯と思えるコメントは、削除します。

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『神は妄想である -宗教との決別-』

リチャード・ドーキンス=著、『神は妄想である -宗教との決別-』、垂水雄二=訳、早川書房、2007年。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152088265/mixi02-22/
 
部分的に(ビッグバンなどについて)、どうかな、と思うところも有りましたが、全体的に見て、これは、良書でしょう。本書の中で紹介されているように、アメリカの建国の父たちが、キリスト教に批判的なのに比して、現在のアメリカが、キリスト教原理主義的なのは、かなりの皮肉に思える。

また、私のサイトの掲載論文か、自著を読んで頂くと、原理(絶対)主義的な宗教の不毛さが、さらに、よく理解できると思う。ちなみに、共産主義や国家社会主義も、原理(絶対)主義的な宗教と、その思想的本質は、全く同じものだと考えています。
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哲学・宗教 | コメント:2 | トラックバック:0 |

創造的開発

いま我々が使っているパソコンの基本概念は、1970年頃に、嶋正利氏が考えた電卓(ハード)のプログラム(ソフト)を入れ替えることで色々な機能を持たせるという〝思想〟が、基に成っていると言って差し支えないでしょう。その後、嶋正利氏が中心になり、世界初のマイクロプロセッサー「4004」が生み出され、現在に至っているわけです。

実際、このように、多くの創造的な業績には、その根底に、優れて思想的なものが存在していると私は考えています。また、逆に言うと、そのような〝思想〟がなければ、優れた創造的な業績を生み出すことは、困難でしょう。

「創造的開発においては,思想と個性を持たさないアイデアをそのまま実現したり,受身で得た知識としての技術をそのまま使って実現したりしたのでは必ず失敗する。」(嶋正利氏談、下記URL参照)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20061004/249874/

上記は、嶋正利氏の言葉です。実は、「4004」発明当時、すでに大型コンピュータは存在していたのですが、本当に一部の研究機関などでしか保有できない大変に高価なものだったのです。しかし、「嶋正利氏が考えた電卓(ハード)のプログラム(ソフト)を入れ替えることで色々な機能を持たせるという〝思想〟」から、非常に安価な世界初のマイクロプロセッサー「4004」が生み出され、今日、我々の机の上にもパソコンが普通に見られるように、一般化していきます。

ご存知のように、マイクロプロセッサーは、飛躍的に発展しました。また、コンピュータ・ソフト産業も、興隆し、飛躍的な発展を遂げます。私の場合、マイクロプロセッサーなどの技術的問題については、あまり関心がないのですが、その技術が社会に及ぼした影響については、大きな関心を抱いています。この社会への影響の大きさから見て、やはり、偉大な創造的業績だと考えます。

ちなみに、私の経験から言って、このような創造的業績を生み出す為には、人の努力ではなく、鬼のような努力が要求されます。

嶋正利 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B6%8B%E6%AD%A3%E5%88%A9
科学・技術 | コメント:12 | トラックバック:0 |

梅田望夫、『ウェブ進化論』 & 池田信夫、『過剰と破壊の経済学』

最近、続けて、梅田望夫=著、『ウェブ進化論』(ちくま新書)と、池田信夫=著、『過剰と破壊の経済学』(アスキー新書)を読んだ。いまや、パソコンの性能は、初期の大型コンピュータ以上となり、価格は桁違いに安くなると共に、インターネットの普及もあり、地球上の不特定多数の人々が、簡単に意思の疎通ができるようになった。

そのパソコンが、普及する先駆けとなる、世界で始めてのマイクロプロセッサー「4004」の開発に嶋正利さんが関わったことに、池田さんの著書は言及していますが、梅田さんの著書では、まったく触れられていないというのは、どういうことなんだろうと疑問に思いました(知らないはずはないと思いますので…)。

また、梅田さんの著書には、インターネットが普及し始めて、はじめの10年間は何も変わらなかったという記述がありますが、それは限られたビジネスの分野では何も変わらなかったということでしょう。

実際には、その間、日本の世論は激変したと言っても過言ではありません。一世を風靡した、共産主義および社会主義思想が、インターネット上のあちこちで行われた議論によって論破され、ほとんど影響力を失うまで退潮したのは、この10年間のことです(私自身、反共産主義の立場で議論してきました)。

ただし、梅田さんが言うように、ビジネスでの大きな変化は、これからでしょう。また、ビジネスだけではなく、学問や芸術の世界など、その他あらゆる分野で、パソコンとインターネットの普及および、その関連技術の進歩の影響が、非常に大きな可能性を有しているというのは、間違いないことだと思っています。

池田信夫 blog
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/
梅田望夫 My Life Between Silicon Valley and Japan
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/
科学・技術 | コメント:0 | トラックバック:0 |

東アジアと南アジアの繋がり

 産経新聞、平成19(2007)年12月11日付けは、天皇、皇后両陛下が10日、皇居で、スリランカ大統領ご夫妻と懇談された時の話を伝えている。

「紀元700年代には、日本から僧侶が仏教の経典を求めて渡来した記録が残っています」と大統領が語られたとのこと(宮内庁による)。

 ちなみに、奈良時代のインド人渡来僧、菩提僊那(ぼだいせんな、704年~760年)は、インドから中国を経て、日本まで来ている(下記URL参照)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%A9%E6%8F%90%E5%83%8A%E9%82%A3

 はるか、1300年ほど前、東アジアの日本および中国は、南アジアのインドおよびスリランカと、東南アジアを経由した海路で結ばれていたのでしょう。
歴史・社会 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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